国も市も神戸市の道路、港湾や神戸港沖の飛行場予定地等のための15年20年先の計画も大事でしょうが、現況では近所の家事で今燃えている家は仕様がない、それよりも一丁も二丁も先の地域の防火に手当して、焼けている家はそのままといった有様と同様です。会社のビルは本社の金で建て、個人の金のない人もローンで建ったようだが、ローン(二重ローン前のローンの残っている人もある)に追い回されて、家は建てたが内輪は火の車で親子喧嘩。家は直して商売は再開したが、帰って来る人は今のところ4割位で、財布の紐が堅くて商売にならない。昔の神戸は望むべくもなく、神戸の港湾活動は韓国やその他に取られ、神戸製鋼や川崎製鉄も出て行き、その他船関係の大会社も20年経っても元へ戻れるかどうか怪しいもの。15年20年先の計画も大事でしょうが、今死んでしまっては元も子もない。今カンフル注射を打つべきだと思うのに。神戸市の活気のないことにはあきれる。
これは噂ですが、ポートアイランド、六甲アイランド自体二つの重圧と阪神高速高架道路とその下の43号線車道の自動車の上下振動、何十年間24時間中絶え間ないトラックの上下振動の地下に及ぼす圧力が、直下型地震を誘発した原因ではないかという事を聞いたことがあります。真偽のほどはわかりませんが、地震学者の方には研究課題として取り上げてもらえばと思い書き添えます。
(1997年9月27日)