谷山 隆幸さん(仮名)

  (住所:神戸市 年齢性別:49才男性 職業:無職)


 あの震災から丸3年が過ぎました。依然仮設には弱者ばかりが残されています。あの日から3年という長い年月が過ぎた今なお、お年寄りの口から出てくる言葉は、"あの時に死んでいれば良かった"です。そんな言葉を老人の口から出ているのを国や政治家には分かっているのでしょうか。

 人の命は地球よりも重いと誰かが言っていましたね。あの地震で6000人の人が死んでゆき、そして仮設に移った人で孤独死した人が200人近くおります。
 これだけの命が失われていても、国は個人に公的支援はしないとのことです。我々の血税をいとも簡単に住専や銀行に惜しみなく投入するのに、なぜ……。あの震災の影で次から次へと死んでいった人達は、あの世で何と思っているのでしょうか?。

 なぜなのでしょう。これは日本の国会議員が皆頭が悪いのか、自分の利益にないことには興味がないのでしょうか。とにかく今の議員には何の希望も持てないと言うのが、今の私の率直な意見です。

 この1通の手紙が少しでも公的支援の役に立つものでしたら、私は幸せであります。
(1998年1月20日)





谷山 隆幸さんへ届いた『かみひこうき』



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